みず雲のダブルバトル-ポケモン単体考察#2〜ガオガエン編〜
どうも”みず雲”です。
今回はダブルバトル(WCS2018ルール)におけるガオガエンの考察を行いたいと思います。
ガオガエンの基本情報
タイプ:ほのお・あく
特性 :もうか・いかく
種族値:95-115-90-80-90-60 合計530
重さ83.0kg けたぐり威力80
現在の環境におけるガオガエン(4月7日)
PGL使用率1位。
隠れ特性である「いかく」が解禁される前のシーズン7時点で使用率16位と上位だったが、
「いかく」の解禁により”最強”となったポケモン。
レートに潜っていてもガオガエンがいないパーティーはほとんど見ないです。
後述するその優秀すぎる能力により環境を大きく変えました。
例)ガルーラスタンの減少など
ガオガエンの強み
①いかく&ねこだましによるサポート性能
下の記事で「いかく」と「ねこだまし」について詳しく書いてます。
上の記事が少し古い記事なので捕捉を入れておきます。
「いかく」に関してはメガメタグロスやランドロス、カプ・ブルル、またガオガエンなどの強力な物理アタッカーが今も環境上位にいるためまだまだ有効であるといえるでしょう。
しかし環境トップのメガシンカポケモンであるメタグロスはメガシンカ前は特性が「クリアボディ」であるため「いかく」で攻撃を下げることができません。
そのため攻撃を下げるためには、メタグロスがメガシンカしてからガオガエンを出す必要があり、その間に相手にAダウンしてない状態での行動を許すため、必ずしもガオガエンがメタグロスに強いとは言えません。
また「ねこだまし」に関しては体感ではテテフグロスが減りレヒレグロスが増えた印象があるので「ねこだまし」が通りやすくなっていると思います。
またテテフ入りのパーティに関しても裏にランドサンダーという並びがある場合が多く「ねこだまし」が通ることも多いです。
特にテテフグロスのサンダーは「おいかぜ」をしてくる場合が多いのでそれを1ターン止められるのは非常に有効だと思います。
②優秀な耐性&耐久
以前紹介したズルズキンと大きく差別化できる点です。
ズルズキンのタイプはあく・かくとうと、現環境に多いフェアリータイプのポケモンに非常に弱いです。そのため常にフェアリータイプのポケモンを警戒する必要があり、立ち回りが窮屈になってしまいます。
しかしガオガエンのタイプはほのお・あくという非常に優秀なタイプです。
ゴースト、はがね、ほのお、くさ、エスパー、こおり、あくの7つのタイプの技を半減以下に抑えることができ、また4倍弱点がないので倒しづらいポケモンです。
またこの耐性はランドロスと非常に相性がよく、ガオガエンとランドロスの2体でサイクルを回して相手の物理ポケモンの火力を落とすという動きが強いです。
また耐久の数値も非常に高いです。
Hにぶっぱした時の実数値はHP、防御、特防の順に202-110-110とかなり高水準。
物理耐久はH252振りなら威嚇込みなら補正なしA252振りカミツルギのせいなるつるぎzを乱数1発 (56.3%)となるぐらい硬いです。
また特殊耐久もそこそこ高く同じくH252振りならC252振りのカプ・テテフのムーンフォースが乱数2発 (20.7%)です。
耐久が高いおかげで受け出しがしやすく「いかく」や「ねこだまし」とも相性がいいです。
ガオガエンの弱み
いままでガオガエンの強みを述べてきましたが今度は逆に弱みについて書きます。
①メタグロスに弱い
「炎タイプは鋼に強い」「あくタイプはエスパーに強い」はずなのにガオガエンはメガメタグロスに強くない。ガエンも弱点を突かれて殴り合いは五分、威嚇に対するクリアボディ、猫騙しで怯ませると次ターンに地団駄の威力2倍。
— バルドル 【RyotaOtsubo】 (@barudoru) 2018年4月5日
2017年の世界チャンピオンのバルドルさんがわかりやすくまとめてくれていたので貼っておきます。
バルドルさんありがとうございます。(勝手に感謝)
②火力が低い
先ほど述べたように耐久面は非常に優秀ですが火力面は微妙です。
一致技は通りがよく威力も高いのですが、攻撃の実数値は意地っ張りのAぶっぱで183と控えめです。(ややこしい)
耐久無振りのメガメタグロスに対して補正ありA252振りのフレアドライブで乱数1発 (68.8%)。「いかく」を入れられれば確定耐えです。
火力が低くはないのですがこれ以上下げることは難しいかなという感じです。
(もう少し素早さが高ければ耐久に振ったビルド型や剣舞型も増えたかもしれない)
ガオガエンにおすすめな技
確定技。
それ以外のほのお技の威力が低いのでほぼ確定技。
反動は痛いがガオガエン自体の火力が低いため高火力技はおいしい。
・はたきおとす
あくタイプの選択技。
持ち物補正ありならあく技の最高火力。
zクリスタルやメガシンカポケモンに対しては威力は上がらないが
特に半分回復実持ちのクレセリア・カビゴン、カプ・レヒレなど強力なアイテムを持っているポケモンには非常に有効。
あくタイプの選択技。
はたきおとすと違い安定して威力が出る。
素の威力はガオガエンが覚えるあく技の中で最高。またz技にした時の(ガオガエンz)火力も最高。相手の能力変化を無視して攻撃できるので、小さくなるラッキーなどに強くなる。
・とんぼ返り
とつげきチョッキ型ならほぼ確定技。
火力には期待できないが素早さが低いため後攻とんぼ返りから裏のポケモンにつなぐという動きは強力。
・けたぐり
バンギラスやガオガエン同士の打ち合いに有効。どちらもガオガエンに受け出しされやすいポケモンなので一考の余地あり。ばかぢからも覚えるが少しオーバーな気がするので基本はけたぐり。
・バークアウト
「いかく」+バークアウトで相手の攻撃、特攻を両方下げることができる。
・ほえる
積み系の構築やトリックルーム対策に
おすすめの持ち物
「いかく」で下がらない特殊技のダメージを軽減できる。
・半分回復実(フィラのみなど)
受け出しやフレアドライブの反動でダメージがかさむので使い勝手はいい。
・zクリスタル
低い火力を補うためのz技。ガオガエンzやホノオzが候補か。
相性のいい構築
ガオガエンは非常に汎用性の高いポケモンなので大体のパーティと相性がいいと思います。(雑)
最後に
「いかく」をもらったことでさらに強くなったガオガエン。
皆さんもぜひ使ってください!
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— みず雲@Pokémon VGC (@mizugumopoke) 2018年1月17日
ではまたいつか…